国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドからのメッセージ

2008年 国際高齢者デーを迎えて

2008年10月01日

本日、国際高齢者デーを迎え、世界中の多くの地域で寿命が延びたことを、人類が達成した偉業の一つとして祝いたいと思います。

高齢者と生涯を通じて培ってきた彼らの知恵に敬意を表します。今まで人類が経験したことのない人口転換が、現在世界中で進行しており、60歳以上の人口が急増しています。

今年の国際高齢者デーのテーマは「高齢者の権利(Rights of Older Persons)」です。これは、高齢者の権利の保護と推進が急務であることを示しています。

今日、高齢者の権利がないがしろにされたり、虐待されたりする事件が至る所で起きています。何百万人にものぼる高齢の貧困層、特に女性が、一人で生活に追われています。高齢者のほとんどは、頼るべき社会的セーフティーネットがなく、保健ケアなどの基本的な社会福祉サービスを受けられていません。

今こそ、高齢者が、家族、地域社会、そして社会に対し、重要な貢献をしていることを評価し、高齢者の人権と自由を守り、推進するためのさらなる対応を講じる必要があります。高齢者は最も保護を必要としているグループの一つなのです。

世界人権宣言が採択されてから、今年で60年がたちました。これを機に、世代間の対話を強化し、全ての人の人権を保護、そして推進する責務を再確認していきましょう。

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