国連人口基金 事務局長ババトゥンデ・オショティメインからのメッセージ

国際女性の日を迎えて

農村地域の女性の支援-飢餓と貧困を撲滅するために

2012年3月8日

本日の「国際女性の日」をお祝いするとともに、ジェンダーの平等、基本的人権、そして人間の尊厳を守るための、国連人口基金のたゆまない努力について、改めて確認したいと思います。

農村地域に住む女性の多くは、自立した生活ができず、低い地位に甘んじる生活を余儀なくされており、そのため飢えやジェンダーに基づく暴力など基本的人権を侵されることが多々あります。このような女性の政治的、社会的、経済的な地位を高めることは、それ自体が不可欠な目標でもありますが、貧困を撲滅し、女性の権利を保障し、持続可能な開発を切り拓くためにも重要な方法でもあります。

特に、農村地域の女性がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に関するサービスを享受できるように権利を保障することは、女性の能力を強化し、現金収入を得られるようになることで家族全体を養うことにもつながります。女性が、結婚や子どもの数、出産間隔などを含め、生活のあらゆる場面で十分に情報を得た上で自由な選択をできるということは、自らの潜在能力を最大限に発揮し、コミュニティーや国の開発に大いに貢献できることにもなります。

国連人口基金は、この女性たちのセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスに関する権利を保障できるよう、各国政府や開発関連のパートナーと協働しています。そして共に、保健医療制度を強化し、女性や少女に家族計画に関する十分な情報と物資が供給できるようにするための新たな方策を模索しています。このような取り組みは、命を助け、人間開発を推進することにつながっています。

「国際女性の日」の今日、私は全ての関係者の皆さまに、女性の健康、教育、権利の推進のための国連人口基金の活動に、ご賛同いただくとともに共に取り組んでいただきたいと思います。共に活動することにより、我々は、ジェンダーの平等を達成し、望まない妊娠を無くし、全ての出産が安全に行われ、全ての若者がその能力を発揮できるような世界を築いて行くことができるはずです。