ODAクォータリー第22号(2008年6月)

第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が閉幕

5月28~30日、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が横浜で開催されました。

初日の28日、福田首相は開会演説でリプロダクティブ・ヘルスの重要性を再確認し、妊産婦と子どもの健康維持の必要性に言及しました。同日、福田首相夫人主催のアフリカ各国首脳夫人との昼食会に国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドが出席し、母子保健をテーマに議論を行いました。

2日目には、事務局長は人間の安全保障に関する分科会に出席し、保健は社会全体が目指すべき目標であると同時に、人間の安全保障の中核をなす要素であると位置づけ、「保健分野の進展には首脳レベルでの取り組みが必要であり、ミレニアム開発目標のなかでも乳幼児死亡率や妊産婦の健康改善に関する目標の達成が貧困削減につながる」と指摘し、女性の健康の改善を開発政策の優先事項とするよう求め、財政支援増加の必要性を強調しました。

最終日には、TICAD IVの成果文書である「横浜宣言」と「横浜行動計画」が採択され、保健医療従事者の育成や保健インフラ整備を含む保健システムの強化、母子保健の改善、感染症対策などについて言及されました。国連人口基金は、ユニセフとともに保健分野の提言に際し中心的な役割を担いました。行動計画の内容は、その活動が実を結んだものと言えます。

この成果が7月のG8サミットでの議論につながることが大いに期待される一方で、今回のTICADの成果がアフリカの抱える諸問題に確実に反映されるよう、フォローアップが必要です。会議が終わった今、私たちは新たなスタート地点に立っているのです。

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Last updated: 2010-08-18