ODAクォータリー第17号(2007年3月)

世界人口の年齢構造変容:高齢化と若者人口の増加

国連経済社会理事会に設置されている人口開発委員会は、「人口の年齢構造変容と開発におけるその関連」を2007年のテーマとしています。先進国では少子高齢化が進んでいる一方、開発途上国では依然として人口増加傾向が続いており、特に25歳未満の若者の人口は世界人口の半分の約33億人にのぼります。

折しも日本では、今春より団塊の世代が退職を迎え、その社会的影響が注目されています。そこで、3月14日(水)~16日(金)の3日間にわたり、全米退職者協会(AARP)、高齢社会NGO連携協議会(高連協)が中心となり、「アジア高齢社会国際会議 リタイアメント新創造~世界的エイジレス社会の到来とその機会」と題する国際会議を開催します。アジア諸国からの政策決定者や研究者を招き、グローバルな高齢化、とりわけアジア諸国に重点を置いた全体動向と経済・社会的影響について討議を行います。国連人口基金東京事務所も後援者として協力することになっています。15日には、国連大学ビルにおいて一般公開フォーラムも予定されていますので、参加ご希望の方は下記までお問い合わせください。

国連人口基金は、世界の人口問題を様々な側面から分析、解説する「世界人口白書」を毎年発行しています。6月27日に発表される今年の白書のテーマは「都市化」です。昨年初めて、若者に焦点を当てた白書の別冊を作成しましたが、今年も同様に若者をクローズアップした別冊(英文のみ)を発行します。現在、世界の若者の87%は開発途上国に住んでいますが、性的にも活発な世代に対するHIV/エイズ予防も含むリプロダクティブ・ヘルスケアへの取り組みはグローバルな責務となっています。国連人口基金は、若い世代のニーズに対応したヘルスケアや教育、職業訓練などを提供するプログラムを開発途上国で実施・支援しています。

このページのTOP

Last updated: 2010-08-18