ODAクォータリー第3号(2003年9月)

イラクに対する緊急支援

紛争地域では保健医療施設が機能しなくなるため、人々の生命、健康は危機にさらされます。特に、時と場所を選ばない妊娠、出産をめぐる問題は深刻です。 UNFPAでは、今なお緊急支援が必要な状態にあるイラクに向けて、シリア・ヨルダン・イラン等隣接国を経由して、医療器具、医薬品、避妊具などのリプロダクティブ・ヘルス物資支援を行うとともに、35の移動式医療施設、4つの産婦人科専門病院を建設しました。確実に、かつ効率的に到達する援助を目指して、イラク国内や国際NGOの協力を得ながら、既存の保健施設に関して、どの程度使用可能かの調査も実施しております。女性の健康と教育を推進することがUNFPAの使命です。国の復興のためには、緊急支援の段階から、リプロダクティブヘルス・サービスを組み入れる必要があります。女性と子どもの健康を守り、生活基盤の安定を図ることこそが、国の再建につながるからです。イラク復興のための人道支援として、日本を含むドナー国のさらなる理解と支援が期待されます。

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Last updated: 2010-08-18