開発途上国における10代の女性の現状

Fact 1

開発途上国では、毎日800人もの女性が妊娠と出産の際に亡くなっています。


全ての女性の性と生殖に関する権利が守られ、適切な医療と教育を受けられれば、彼女たちはその地位を向上させることができます。よりよい社会を築くために、まずは女性の権利を守る必要があります。

Fact 2

開発途上国で、赤ちゃんを産んでいる15歳から19歳の女性の数は、1日に2万人。

開発途上国における10代の女性の現状(2)

ⒸAlixandra Fazzina/ NOOR/Picture


産まれたばかりの赤ちゃんを抱える18歳のシリア難民のビクトリアさんは、国連人口基金の支援によってヨルダンのザータリ難民キャンプに設立された産婦人科医院にいます。



Fact 3

15歳までに強要された性交渉の経験があった世界の女性の割合は、10%。

開発途上国における10代の女性の現状(3)


ゼイナボウさんは15歳で結婚しました。多くの幼い花嫁たちのように、彼女の希望やニーズ、そして権利も無視されました。しかし、彼女の夫が何週間にもわたり毎晩彼女をレイプしようとしたことには必死で抵抗しました。最終的には、彼女は夫と離婚しました。


Fact 4

世界の低中所得国に住んでいる少女の三人に一人は、18歳になる前に結婚させられます。

レバノンの街中、12歳の花嫁は子供用のウエディングドレスに身を包み、中年の新郎と結婚式の記念写真を撮っていました。

通りかかる人の中には、二人を見て疑問の声をあげる人もいたものの、多くは新郎新婦を祝福しました。実は、この二人は、UNFPAとレバノンで性的暴力や搾取の撲滅に取り組むNGO「KAFA」が児童婚防止キャンペーンで行った実験に協力した俳優でした。

この少女は架空でしたが、世界の低中所得国に住んでいる少女の三人に一人は、18歳になる前に結婚させられ、さらにその三分の一は、15歳の誕生日を迎える前の結婚です。

このような現状を変えるには、児童婚の事実を当たり前だと考えている周囲の人々の姿勢を変えていくことが不可欠です。まずは私たち個人個人が、児童婚の弊害に気づき、自分のできる範囲で少女たちを助ける必要があります。


Fact 5

現在、女性性器切除を経験した少女や女性は2億人以上います。

Ntaiya

©UNFPA/Runa A


アフリカや中東、アジアの国々を中心に、女性器の一部を切除あるいは切開する行為を成人になるための通過儀礼のひとつとして行う慣習があります。

当時12歳だったカケニヤ・ナタイヤさん(写真:右)は、家族が行った成人への通過儀礼でいきなり股を開かされました。すると突然、麻酔もかけられず女性器を切り落とされました。一命はとりとめたものの、出血多量により彼女は意識を失いました。
幸いナタイヤさんは命をとりとめましたが、世界では多くの女性が女性性器切除によって、今もなお命を奪われています。